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香積寺(こうしゃくじ)は、中国仏教の浄土宗の祖庭のひとつである。中華人民共和国陝西省西安市長安区郭杜街道神禾原に位置している。 この寺の名前は、『維摩経』「香積佛品第十」に とあるところからとっている。なお、この「香積」の日本語の発音は「こうしゃく」である〔菅沼晃、『維摩経をよむ』、NHKライブラリー、1999年〕。 ==概要== 浄土宗二祖の善導大師〔中国浄土宗では、十三祖の二番目で二祖になるが、日本の浄土宗では、五祖の第三祖、浄土真宗では、七高僧の第五祖とされている。〕が円寂した後、その弟子の懐惲が唐高宗の永隆2年(681年)、神禾原に塔を立て供養をした。それが善導塔である。後にこの塔の周辺に寺院が発展した。唐中宗の神龍2年(706年)、香積寺と称した。 この寺は、一度長安の名刹となり、王維は、かつて、有名な「過香積寺」で次のように詠んでいる。 安史の乱の後、香積寺は衰退し始め、会昌の法難では、さらに、ほとんど壊滅した。 北宋の太平興国3年(987年)、一度名を開利寺と改めたが、しばらくもしないうちに元の名にもどしている。 乾隆年間、中華民国初年に修繕している。現在の建築は善導塔以外、1980年に修繕されたものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「香積寺 (西安市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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